個人的には、国内での開催を目指すと聞いた時から「やらなくてよくない？」と思っていたし、決まったと知った時は「やるならちゃんとやってね？」と思ったし、結局その後グダグダでグズグズでバタバタだし、流行り病の影響も甚大だし、諸々燃え盛っているし、正直今からでもやめたほうがよさそうな感じはあるし、でも（経済的or政治的な理由以外で）純粋にやりたいと思う方がいるのもわかるし、（これでも水泳を9年ほどやっていたので）出場する側の気持ちもわかるので、とても複雑な気分ではある。
けれど、開会式の生中継だけは毎回見ることにしているので、今回も見た。
上のほうの人たちが前日ギリギリまでアレなことになったりしていたけれど、現場の皆様は粛々と真面目に一生懸命やっていらしたな、という印象。ひとつひとつのコーナーのテイストがバラバラで、式典としての統一感はなかったけれど、全てを数ヶ月で準備しなければならない状況だったことを考えると……といった感じ。選手入場のファンファーレがアレだった瞬間にはさすがに「ドラクエ！！！」と声に出たし、その後FFやモンハンと続き、まさかのニーア（歌付き）まで出てくる盛大なゲーム音楽メドレーと化したのには驚いた。これを機に、アニメ漫画ゲーム等エンタメ業界も国家的一大産業として国からもっと支援してもらえるようになればいいと思う。なにせ世界最大の国際試合のオープニングで堂々と使われたのだから。
本当なら、流行り病も存在せず延期もなく、炎上事案も無いか最小限で、観客もみっちり入れてみんなハッピーに開催できていたら、それが誰にとっても最善だったわけで……。とはいえ、コントロールできないことを嘆いても仕方がないので、「せっかく開会したのだから、これ以上何事も起こらず無事に終わるといいですね」としか言いようがない。
ちなみに、今まで見てきた中で個人的にNo.1だと思っている開会式は、ロンドン。
