この生活に名前は付くのか

日記です。詳しくはaboutページ(profileのアイコンかIDをクリック)を。

2019年10月22日

 即位礼正殿の儀のネット生中継を観てから電車に乗り霞ヶ関駅で降りたら大変ものものしい雰囲気。そりゃそうだ……。

 

 そんな日のそんな霞ヶ関の真横にある日比谷野音でKing Gnuを観てきた。今年の頭以降、東京でワンマンがある度にチケット争奪戦に参加し続けていたんだけれども、見事に一度たりとも取れず。今回はKing Gnuのオフィシャルモバイルサイト(事実上のファンクラブみたいなもの)に登録しているお友達が会員限定先行で取ってくれた。ありがたい……。

 ということで現地集合してお茶してから野音へ。しぶとく降っていた霧雨も演奏中に止んだ。しかし風はずっと強いままで寒かったので、仕込んできた使い捨てビニールポンチョが防寒的な意味で役に立った。

 

 私がKing Gnuのライブをどうしても観たかった最大の理由は、ボーカル(高くて澄んだ声のほう)の井口さんの歌唱をどうしても生で体験したかったからだった。で、実際に観て聴いたら、素晴らしかった。生歌唱のほうが音源よりも格段に良い。声帯がどうなっているのかが謎すぎる。どこからどこまでが地声なのかすらわからない。東京芸大の声楽科を出ていらっしゃるという正真正銘の歌唱エリートなんだけれども、しかしJ-POPのボーカリストとしての声質にも恵まれているという稀有な存在。

 ちなみに個人的にはこういう認識。

 

 ツアーの真っ最中なのでセットリストは書かないけれども、好きな曲は軒並み聴けたので嬉しかった。けれども、なんというか、個々のメンバーさんは歌唱も演奏も大変ハイレベルだし、その事実だけで本当にすごいと思うんだけれども、しかしそれぞれが上手く噛み合っていない感じがした。しっくりこない。しかし若くて才能も伸び代もたくさんあるバンドなので、これから良くなっていく可能性がある。ので今後も引き続き追っていこうと思う。井口さんの歌唱ももっと聴きたいし。

 

 終演後、お友達と武蔵野エリアまで戻ってから晩ごはんを食べて解散して帰宅。駄弁りの末、「パブリックイメージの大切さ」と「それを維持することの難しさ」という話で無事に収束した。ギャップがあるのもそれはそれですごく良いと思うけれども。

全てのコンテンツの複製、複写、改変、転載を禁じます。 All rights reserved. Reproduction, copying, modification, or reproduction of all content is strictly prohibited. 版权所有。禁止复制、复制、修改或复制所有内容。