この生活に名前は付くのか

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2021年8月22日

フジ配信最終日。昨日はたくさん見たけれど、今日はあまり見る気になれなくて、21:00スタートの平沢進師匠以降だけ見た。

平沢師匠は90分枠で、本編とアンコールとで実質80分強くらい、MC無しで16曲+1曲をギチギチに。ワンマンライブより若干短いくらいという大ボリュームだった。新型レーザーハープとテスラコイルと会人のおふたりとユージ・レルレ・カワグチ氏を携え、ソロ新譜の曲を中心に核P-MODELとP-MODELの曲も混ぜたハイブリッドスタイル。まさかの『HOLLAND ELEMENT』の衝撃はしばらく語り継がれそうな気がしなくもない。

序盤に『ENOLA』がきたあたりに、いつも以上に強い意思表示を見た気がする(気のせいかもしれないけれど……)。そしてアンコールが『庭師KING』。平沢師匠の曲は歌詞の意味を察するのが困難であることで有名で、『庭師KING』はその中でもかなりの難易度として知られているけれど、個人的には「全ての“働いている人”への応援歌」だと認識している。会社勤めの人だけでなく、子育てや家事をがんばっている人も、必死に受験勉強する中高生も含まれている、そういった広い意味での“働いている人”。実際には全然違う歌なのかもしれないけれど、勝手にそう思っている。ので、それが最後の最後に歌われたのは、ちょっと、ぐっときてしまった。

 

平沢師匠終わりに電気グルーヴに移動。メンバーおふたりが楽しそうで本当に良かった。最終盤に『N.O.』を経てラストは『富士山』。こんなにエモーショナルな気分になる『富士山』ははじめてだった。

そして砂原良徳さんで締め。心地よく揺れていたら、ラスト2曲が電気の『FLASHBACK DISCO』からのMETAFIVE『Don't Move』。砂原さん、初日のMETAFIVE(−4+2)のライブも色々と大変だっただろうし、今日もフジ全体の最後のアクト(しかも電気と平沢師匠と同じ日とはなんという並び……)だったので、今回の功労賞ということでよろしいのではないかと思う。

そんな感じで、私の在宅フジ2021はこれにて終了。

 

昨日のKing Gnu、MC中に井口さんが泣いていたと聞いた。出演にあたり流行り病の件を色々考えたけれど、でもやっぱり「わからない」と。それはそうだ。なにせ、誰もわからない。「未曾有の事態」というくらいなんだから、わかるはずがない。「全てが解決するまでは現金給付で生活の保証もするし会社も店も潰れないようにするからずっと家にいてください」という作戦がベストだと思うけれど、現状そうではないのだから、わからないまま各々が自分の基準で判断して動くしかなくて、そしてその「自分の基準」は人によって違うのが当たり前なので、家族間や友人知人恋人同士でも合わないことがあるだろうし、赤の他人となんてもっと合わない。それを「あいつの考えはおかしい」「お前のほうがおかしい」とdisること自体が間違っている。そもそも、人間も世界もひとつではないし、ひとつになれるはずがないのだから。(それも「多様性」だと思う)

ありとあらゆるリスクを背負ってでも、生きるためにお店を開けなければいけない人もいるし、生きるためにイベントを開かなければいけない人もいる。そういうこと。

そのお店やイベントに行く(もしくは出演する)のか否かは各々で判断すればいいし、結論は人によって違って当然。それだけのこと。

 

現在の日本では、思ったことを書く自由もあるし、書かない自由もある。私は(特にSNSに於いては)積極的に後者を採用してきたけれど、今回は書いた。けれど、これが全てではない。もっともっと色々なことを考えながら生きているけれど、インターネット上に全部なんて書くわけがない。ほんの一部分、パーセンテージで表したとしても小数点以下くらいの量だけを切り出したに過ぎない。全ては私の頭の中だけに。

 

とりあえず、「今年の秋に国政選挙(衆議院議員選挙)がある」とだけ書いて、今日のところは閑話休題にしようと思う。

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