この生活に名前は付くのか

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2021年8月21日

今日もフジの配信を満喫。色々なアーティストを見たけれど、サンボマスターとNUMBER GIRLのことだけは書いておきたい。

 

安心と信頼のサンボマスター。日本有数のライブバンドだと思っている。演奏が上手い、歌が上手い、声が良い、曲が良い、そしてとにかくvo&g山口さんの熱量と伝播力が桁違い。ひとりひとりの心に漏斗を突き刺してブラックホール級の密度の愛をドバドバ注ぎ込んでいるような感じ。もしくは、丸裸にされた魂に丸裸の山口さんの魂がぶつかってくるような感じ。「愛してる」「生きててくれてありがとう」「死ぬんじゃねえぞ」「愛と平和で対応すんだよ」「幸せになってくれ」「全員優勝」「絶対に報われような」……同じようなメッセージを発しているアーティストは数多にいるけれど、山口さんほど伝える力のある人は他にいない。

ラストの『花束』では、(小芝居を経つつ)今年中止になった数多のフェスを讃えていた。グッズを掲げ、ステージ両サイドのスクリーンには各フェスのロゴが映し出された。フジなのに。しかもグリーンステージなのに。こんなことができるバンド、サンボしかいない。わりと序盤の『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』から涙腺がゆるゆるだったけれど、ここでさらに盛大に泣いてしまった。やっぱりサンボマスターは素晴らしい。同じ時代で鳴らしていてくれてありがとう。

 

そしてNUMBER GIRL。持ち時間はたっぷり90分、セットリストも素晴らしく、さらにアンコールも配信(ありがとうございます)。佇まいは20年以上前と変わらないクールさ、しかし演奏は再結成後ますますパワーアップしている感がある。そして、ダウンピッキングの鬼であられる中尾憲太郎47才さんが(20代の頃もかっこよかったけれど、さらに)どんどんかっこよくなっていらっしゃる。つまり、バンドとしてもメンバー個人としてもまだまだ進化を続けているということ。噂の新曲も演っていた。再結成のきっかけは向井さんが「ライジング(RISING SUN ROCK FESTIVAL)でナンバガをやりたい」と思いついたからだったと記憶しているけれど、台風で中止になってしまい、そのまま流行り病の世に突入してしまったので、今のところまだエゾでは演奏できていないはずだ。来年こそは是非エゾでもお願いしたいところ。そして、その頃にはもう少し気軽にライブやフェスに行けるようになっていてほしいところ。

ちなみに、今回のフジはアルコール禁止のため、向井さんはいつもの「乾杯!」ができず、マスクを使ったパフォーマンス(?)をされていた。激レア。

 

明日は平沢師匠がホワイトステージ大トリ(配信あり)。果たしてどうなるのか……。

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