この生活に名前は付くのか

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2021年2月22日

DC/PRGが解散するとのこと。

とても驚いたし、今のご時世にこそ在ってほしいバンドだと思うけれど、菊地さんの声明を読むと納得するしかない。たしかにDC/PRG……もとい、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENは(というより、それを率いる菊地さんは)元々そういうコンセプトだったのだから。

出会いは2003年だった。『構造と力』というアルバムが出る数か月前。きっかけはよく覚えていないけれど、SPACE SHOWER TVか何らかのフリーペーパーだと思う。バンドの歴史上では“第2期”と呼ばれる編成の頃で、ポリリズムでぐちゃぐちゃになっているフロアを完璧に統率していた。何度も何度もライブに行った。彼らのライブを観るために生まれてはじめてクラブに足を踏み入れたのは今でも良い思い出だけれど、そのお店(恵比寿みるく)も、今はもう、ない。

一度活動終了した数年後に第3期メンバーで再始動してからもたくさんライブに行った。180分耐久ほぼノンストップ激踊り大会。恍惚とする地獄絵図。毎回ボロボロのクタクタで帰りの電車に乗っていた。でも、気分はとても晴れやかだった。

個人的に「全力で踊れないDCPRGなんて有り得ない」という考えがあり、故に左半身がダメになってからは観に行けていないし、4月のラストライブにも行けない。本当に残念。しかし、今の私のこの手足で無理に踊れば怪我をするか家に帰れなくなるのが目に見えているので、諦めるしかない。配信があることを祈るしかない。

 

当時まだ10代だった私に新しいタイプの「世界への対峙の仕方」を提示してくれたのは本当に大きかった。ありがとう、さようなら、DCPRG。おつかれさまでした。

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