この生活に名前は付くのか

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2019年11月11日

 今日はライブ用の耳栓の話をしようと思う。年に1回くらいのペースでTwitterで話題になるので。

 

 ライブといえば、爆音。ライブハウスでもホールでも、会場を問わずかなりのボリュームで鳴らされる。「ライブを観に行ったら耳をやられてなかなか回復しなかった」という経験をしたことがある人は多いのではないかと思う。そして、そこから難聴になってしまうこともあるという。

 耳は一度ダメになると復活は難しいらしい。突発性難聴の場合、治療開始が早ければ早いほど治りやすいとは言うけれど、早期治療しても完治しないこともあるらしい。「音楽が好きでライブに行ったらそれが原因で難聴になり音楽を楽しめなくなってしまった」なんて元も子もなさすぎるし、悲しい。ので可能な限り回避したい。

 そこで、私はライブ用耳栓を全力でオススメする。(※ステマでもアフィリエイトでもなく、単に個人的に推しているだけなのでご安心を)

 

 私の場合、音楽ライター業をはじめたのとライブハウスに通いはじめたのが同じタイミングだったので、ライター歴=ライブ通い歴=17年、ということになる。今は月1〜2回だけれども、最初の5年くらいは週3回は当たり前で、多い時は週5とか、3日連続とか、そんなこともザラにあった。しかも、レビュー連載最新回にも書いた通り、基本的には対バンも全部ちゃんと観る方針なので、途中で耳を休めることもできない。

 しかし、それ以前から爆音の危険性については知っていたので、ライブハウス通いを本格化させる(=音楽ライターになる)にあたり、あらかじめ対策を打つことにした。で、調べていたら、ライブ用の耳栓の存在を知り、それがサウンドハウスで売っていることも知り、即ポチった。その実物がこちら。

https://www.instagram.com/p/_BP-ACymdJ/

 17年前に買ったそれをずっと使っているんだけれども、同じものがまだサウンドハウスで普通に売っている。たぶん他のお店にもある。

 これのおかげで、私は未だに爆音を起因とする難聴にはなっていないし、ライブ後に耳がやられてなかなか治らないということもない(耳栓をしていれば耳をやられることはないので)。ありがとうETYMOTIC RESEARCH。

 

 ライブ用耳栓はスポンジ耳栓(縮めて耳に入れて中で膨らませてフィットさせるタイプのごくごく普通の耳栓)と違い、装着したままライブを観ても音質はほとんど変わらない。もちろん多少の変化はあるのかもしれないけれど、気になるほどではない。クリアな聴こえかたのまま、ボリュームは確実に落としてくれる。

 低音がよく出るライブハウスで低音をよく出すアーティストのライブを観たりすると、こう、「ズーーーーーーン」と身体が振動するほどの低音を浴びることになるけれども、ライブ用耳栓をしていれば、その振動はそのまま享受できるのに耳はやられずに済む。キンキンのハイトーンやバリバリノイズで耳がもっていかれることもない。

 

 ということで、文字通り「音を楽しむ」ためにも、是非ライブ用耳栓を。他のメーカーからも出ているようで、予算は2000円前後〜といったところ。電動の高級モデルもあるらしい。2000円くらいで自分の耳を守れて、安心してライブを楽しめるだなんて、最高だと思う。

 もちろん、ライブの時だけではなく、日頃からイヤホン/ヘッドホンのボリュームを上げすぎないようにするとか、そういうところにも気をつけたほうがいい。あと、最近はライブハウスやフェスにキッズを連れてきているパパママも多いけれど、大変微笑ましいけれど、しかしくれぐれもキッズ用の防音イヤーマフをお忘れなく。「子供の頃にライブに連れて行かれたら難聴になって一生治らなかった」なんてことになったら本当に洒落にならないので。

 ライブ用耳栓や防音イヤーマフを上手く使って、是非とも快適な音楽生活を!

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