この生活に名前は付くのか

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2019年9月13日

 13日の金曜日で仏滅で十五夜という、属性を盛りに盛った日。仕事場での全てを滞りなく終わらせ、3週連続3回目の小岩ブッシュバッシュへ。EXTRUDERSの復活ツアー2発目で、ゲストはこちらも復活ライブのConvex Level、という2マン。個人的には最高の組み合わせ。本当にありがたい。

 まずConvex Levelから。結成33年にして初のメンバーチェンジがあり、ドラムレスのデュオ編成になった。ステージ上にはパソコンが。単にサウンドファイルの再生だけをしているわけではなさそうで(以前はそれをiPhoneからライン出力で行なっていた実績がある)、DAW的なソフトを立ち上げて直で鳴らしているように見えたけれど気のせいだろうか。その他の機材には特に大きな変更はなく、あの緑色のストラトも、Bass Ⅵも健在。なんという安心感。

 新旧曲を織り交ぜた40分くらい(たぶん)のセット。ドラムパート入りの音源を流しつつ、その上から生演奏のギターとベースと歌を重ねるスタイル。新曲が2曲。1曲はトリオ編成の頃から演奏していた、ハードロックっぽいリフが特徴的な曲。もう1曲は完全なる初出で、CL史上初かもしれない王道の歌モノ。編成が変わればモードも変わる。個人的には大いに有りだと思った。

 なんだか、すごく初々しく見えた。そして、今までとは違う自由を手に入れかけているような感じがした。もしかしたら、前々からのリスナーが驚くような方向に化けるかもしれない。今後もライブの予定があったり、音源発表の予定もあったりするようなので、本当に楽しみ。

 EXTRUDERSは先週の名古屋でのライブがあったので、復活第2弾ライブ……なんだけれども、そもそも活動休止していたわけではなく(「休みます」的な発表は一切されていない)、ずっと地下に潜っていたら3年くらい経っていた、というのが真相。なので復活と呼んでいいのかどうか悩ましいところだけれども、「ライブ活動復活」「表立った活動復活」という言いかたなら大丈夫かもしれない。

 先日Twitterの公式アカウントでチラ見せがあった通りに、機材をほぼ全て一新。ショートスケールのビザールなVOX社製ベースからスタイリッシュなスタインバーガーに。ドラムセットもごっそり変更され、タムが増えた。アンプの種類ならびに積みかたも変わっている。続投しているのは、ギター本体(もしかしたらエフェクターも?)くらいかもしれない。そして舞台照明という概念のないブッシュバッシュでも、フロアとステージの明かりを全て消し、その代わりに映像を投影することで、見事な“青の世界”の構築に成功していた。EXTRUDERSといえば、青。

 こちらは60分ほどのセット。あまりにも濃く深い時間を目の当たりにした。新譜7inch(当面はライブ会場限定販売とのこと)の2曲はもちろん、それ以外にも聴いたことのない曲が数曲あったような、なかったような。そして、明らかに全体的にパワーアップしている。3年くらいライブを観ていなかったからそう見えるというわけではない。むしろ3年ほど潜って煮詰めていたが故の進化だと思う。ステージを中心に完璧な結界が展開されていて、もちろん客席全体も呑まれており、迂闊に歓声をあげたり拍手をしたりすることもできなかった。その結果、曲間でフロアもステージ上も完全に沈黙するという事態に発展し、珍しく「ありがとうございます」以外のMCが発生した。

 EXTRUDERSのツアーは続く。東京公演もまだある。是非とも直接目と心で確かめてみてほしいと心から願う。

 

 良いライブを観て、7inchも買って、皆様お元気そうで、心が満たされたので、大満足で帰宅。そしてこんな時間(深夜というか早朝05:10)。さすがにもう寝る。

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