この生活に名前は付くのか

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2019年6月24日

 突然、とある曲が聴きたくなった。しかし、音源が手元にない。脳内でフルコーラス完全再生はできるものの、できれば本家の本物が聴きたい、と思った。

 とあるインディーズのバンドが10年以上前に発表した曲で、当時は自主制作CDの手売りの他にダウンロード販売も行っていた記憶がある。MVのようなものもあった気がする。

 バンド名はもちろん、曲名もバッチリ覚えているので、早速検索してみた……けれど、何も出てこない。しかも、「古すぎるor元々の情報が少なすぎるから出てこない」というようなレベルではなく、なんというか、そのバンドにまつわる情報が全て抹消されているような状態になっている。不自然にごそっと抜けているような感じ。明らかにおかしい。当時検索した時にはたくさん情報があったのに……。

 そこでようやく思い出した。そのバンドはたしか活動末期にメンバーチェンジがあって、その直後くらいに解散(活動休止?)したはずで、しかも脱退の理由が一身上の都合とかそういう内容だった気がする。かなりお若い方だったので、おそらく就職とか家業を継ぐとかそういうタイプの“一身上の都合”だったのだろう、というのは容易に想像できる。となると、ご本人様もしくはその関係者が「意図的に全ての情報を消した」という可能性が高い。新たな人生に於いて、その情報をweb上に置いたままにすること自体がよろしくなかった、とか。

 10年以上経っているけれど、まだDL販売や通販で手に入るならば是非とも購入しようと思っていた。だから検索した。けれど何も出なかった。(できればご本人様にお金を払いたいのであまり手を出したくはないとはいえ)中古販売やオークションサイトすら引っかかってこないあたり、あの曲は、いや、あのバンドは社会的には消滅してしまったと考えるのが妥当だろう。ご本人様と当時の関係者と当時の客だけが知る名曲。もったいない。本当にもったいない。けれど、それがご本人様の意思ならば、尊重するしかない。

 こういうのを諸行無常と言うのだろうか。やはり、推せるうちに推して、買えるうちに買わなければダメなんだと改めて痛感した。ので、こうして日記に書いておく。